自宅納骨
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2019/11/08

「自宅納骨」の画像検索結果

あなたらしい御供養
 近年、日本人の価値観は、古くからの「ムラ」「イエ」などの“集団”から、「夫婦」「親子」といった、より“パーソナル”な関係に根ざすものへと変化してきました。弔い・供養も、形式よりも、感謝と愛情のこもった自分らしい方法をとりたいと考える人が増えています。死を悼み弔い安らかな眠りを祈る、残された人のそんな心からの想いに、素直に寄り添えるのが「自宅納骨」です。

お参りを日常に
 自宅にご遺骨があれば毎日お参りができます。遠い墓に通う苦労や心配からも開放されます。もちろん「お墓」や「納骨堂」に分骨して納め、「自宅納骨」と併用して御供養することもできます。また近年広がっている「散骨」とあわせて行っていただく御供養方法としてもたいへんおすすめできます。すべて散骨してしまうことで後悔する遺族は少なくないようです。この喪失感を「遺骨ロス」といいますが、少量を「自宅納骨」として手元に置くことで遺骨ロスを回避できます。

遺骨は自宅安置しても大丈夫?

自宅に遺骨を安置しておくことは何ら違法ではありません。

法律では、故人の遺骨をいつまでに納骨するかについて規定していません。
したがって、ずっと自宅に置いたままにすることは違法ではないのです。

「でも、庭に遺骨を埋めたら違法になるじゃないか」と思う方もいるかもしれません。
たしかに、庭先に故人の骨を埋めることは、刑法の「死体遺棄罪」に該当します。

お墓に関しては、「墓地、埋葬等に関する法律」(墓埋法、ぼまいほう)などの法律で定められています。
墓埋法では、遺骨の埋葬先について以下のように定められています。

第1条 この法律は、墓地、納骨堂又は火葬場の管理及び埋葬等が、国民の宗教的感情に適合し、且つ公衆衛生その他公共の福祉の見地から、支障なく行われることを目的とする。
5 この法律で「墓地」とは、墳墓を設けるために、墓地として都道府県知事の許可をうけた区域をいう。

第4条 埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行つてはならない。
「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行つてはならない。」

つまり墓地でないところに遺骨を「埋める」ことはできません。
ですから、庭先に遺骨を埋めることは違法です。
しかし、自宅に置いておくだけならば、遺骨を埋めるわけではないので、違法にはなりません。

注意

遺骨はカビることがあります。
すぐにカビが生えるようなものではありませんが、水分や栄養素などの一定の条件が揃えばカビは繁殖します。

以下の点に注意してください

・湿気をできるだけ避ける
・結露に気を付ける
・遺骨と周囲の衛生を保つ

・湿気をできるだけ避ける
骨壺は密閉されているように見えて、実はふたと入れ物の間に隙間があります。
外気温が変われば入れ物のとの温度差で外気流れ込み、水分や菌が侵入します。
ふたと入れ物はテープなどで密閉しておきましょう。
また、桐箱に入れておくことで、箱がある程度水分を吸ってくれます
場所がないからと言って、押入れの奥や水回りには絶対に置いてはいけません。

・結露に気を付ける
気温の変化で骨壺の中が結露し、水分がついてしまうことがあります。
久しぶりに骨壺を開けたら底に水がたまっていたというケースすらあります。
シリカゲルなどの吸湿剤を一緒に入れることで、ある程度予防できます。
湿気は底にたまるので、吸湿剤も底のに入れましょう。

・遺骨と周囲の衛生を保つ
遺骨は800℃~1000℃の高温で焼かれるので、骨壺に入る時は無菌の状態です。
ですが、その後骨壺の蓋を開けたり、素手で遺骨に触れると、菌やその餌となる汚れが入り込むことがあります。
また、先述のとおり骨壺は外気を吸うので、周りにカビたものを置くと、カビがそのまま入りこむかもしれません。
遺骨には触れず、周囲の衛生環境にも注意してください。

以上で、カビ対策について述べました。
しかし、どの方法も100%遺骨にカビが生えないことを保証するものではありません。
火葬した時点での無菌状態から時間が経てば、カビが生えるリスクも高まります。
一度カビてしまうと、じわじわとそこからカビが繁殖してしまいます。

遺骨を自宅で安置する場合は、置いておく期間や納骨のタイミングも考えておいた方が良いでしょう。

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