2019/11/19
沖縄海底と言えば、海底遺跡で有名な与那国海底遺跡!!
与那国海底遺跡は1986年に地元のダイバーによって発見されました。「遺跡ポイント」と名づけられ、その後も、ダイバーにより調査が続けられました。
そんな与那国海底遺跡は1995年に、琉球新報をはじめとする地元紙に大きく取り上げられ、注目を集めるようになりました。
一方、1992年以来、琉球大学理学部教授であった(現在は同大学名誉教授)木村政昭を中心として調査が行われ、1998年には沖縄県文化局に「遺跡発見届け」が提出されているが、沖縄県では、人が関与した痕跡があると判断できないとの理由で、遺跡として認定していない。
与那国町長は2016年3月に、学術的調査を行った上で、国の史跡、世界遺産、ジオパークへの登録への取り組みを検討することを表明しており、同年10月から調査が実施されている。
観光的には、「遺跡ポイント」と呼ばれ人気のあるダイビング・スポットであり、自然地形であるか遺跡であるかはさておき、与那国島の貴重な観光資源となっている。
古宇利島に沈む船
水深40mに眠るアメリカの駆逐艦エモンズ。
エモンズには未だに、油の流失があり、不発の魚雷、弾薬が残っています。
沖縄は太平洋戦争で日本軍とアメリカ軍が激しく戦った激戦地です。数々の戦争遺物が残る沖縄でも最大級の沈船ポイントがこのUSS EMMONS(エモンズ)です。
水深40mに横たわる全長109mの巨体。
その深さ、また時に強く流れることもあるため、誰でも簡単に見に行くことが出来るわけありません。
スキルや経験を積んだダイバーだけが潜れる沈船ポイント!
エモンズは第2次世界大戦に活躍したアメリカの駆逐艦です。
“駆逐艦とは小型で速力が速い軍艦です。主に魚雷攻撃や奇襲、本艦の護衛などを役割とします。”
このエモンズもロッドマン (USS Rodman, DMS-21) とともに沖縄戦に参加しており、航行中に、日本の特攻機の標的にされ攻撃された。
最初の1機がロッドマンを攻撃し、エモンズは損傷の負ったロッドマンを護衛するため対空砲で応戦した。
エモンズは特攻機5機によって同時に攻撃され、うち1機がエモンズに突入することにより大爆発を起こし、復元不能となった。
日本軍の手に渡ることを避けるためアメリカ軍、自らがエモンズを沈めた。
乗員60名が戦死し、77名が負傷した。
その後、時を経ること50年、2000年9月に海底から時々浮いてくる油を発見した漁師さんたちが海上保安庁に連絡し、軍艦が発見され、地元ダイバーの調査により、今ダイビングポイントとして人気を博しているのです。
- アーカイブ
- カテゴリー