2019/11/20
日本人が犬と生活しだしたのは10000年以上前、狩猟で生活をしていた縄文人は、犬と暮らし、家族として扱っていたとされる。『日本書紀』にも犬は神として登場するから、人間にとって有用な存在と考えられていたことがわかる。景行(けいこう)天皇の時代というから西暦100年より少し前のことだ。
皇子の大和武尊(やまとたける)は、東国に住む蛮族の征伐に出かけた帰り、信州の山で迷ってしまう。そこに現れたのが白い犬だ。皇子を導くように案内をしてくれたので、美濃の国に出ることができたと書かれている。また民話でも、犬は人間を守る存在として登場することが多い。たとえば各地に伝わる悪神退治伝説では、人間と一緒に悪神を退治する存在として犬が登場する。磐田市に伝わる「しっぺい太郎」伝説では、人身御供を要求する神が唯一恐れたのが「しっぺい太郎」という犬だった。そこで旅の僧侶が犬を飼い主から借り受け、悪神を退治したという。
猫が日本の歴史に登場するのは奈良時代とされる。
この時代、中国からさまざまな経典が輸入されたが、鼠が紙を食い荒らしてしまう。それを防ぐため、猫も一緒に連れてこられたのだ。平安時代の宇多天皇は黒猫を飼っており、彼が書き記した『寛平御記』には猫の様子が細かく描写されているから、当時の貴族の間で猫が愛玩されていたことがわかる。
しかし、猫は夜行性であり、瞳孔が糸のように細くなるところから、魔性のものとも考えられていた。たとえば鎌倉時代の『明月記』には、猫又という化け物が一晩に数人を殺害したとあるほか、安土桃山時代に起きた鍋島藩化け猫騒動は有名だろう。江戸時代の怪談集にも猫の怪が数多く紹介されている。たとえば『耳袋』には、寺で飼われている猫が言葉をしゃべったとあり、それを聞きとがめた和尚が問い詰めると、「十年以上生きた猫は言葉をしゃべり、14~5年生きれば神通力も得る」と教えたと書かれている。猫は不思議な動物だとも考えられてきたのだろう。
現代における犬と猫
犬と猫は、人間の友としてなくてはならぬ存在であった。特に近年は「パートナー」としての人気が高まっており、読者の中にも犬や猫を飼いたいと考える人は少なくないだろう。そこで、犬や猫をペットとして迎え入れる際の注意事項を、簡単に確認しておこう。
まず、犬は散歩が不可欠。朝と晩の2回、毎回30分程度かかるので、時間に余裕があるかどうか確認しておこう。また、飼い主がいないと寂しがるため、長時間の留守番は向かない。
それに対して猫は散歩の必要がなく、安心できる居場所があれば落ち着いているため、短期間の旅行なら留守番もさせられる。しかし、猫エイズや交通事故の心配から、屋内での飼育が中心となっており、爪とぎで家具がボロボロにされる覚悟は必要だ。
犬も猫も一年に一度のワクチンのほか、動物病院での受診は必須。餌代やおもちゃ代以外にも医療費がかかるので、それだけの支出が可能か確認しておこう。また、ネギ類やチョコレートなど、人間には無害でも犬や猫には有害な食べ物はたくさんある。塩分も健康を害するため、人間の食べ物を決して食べさせないよう注意したい。
飼うとなると手間も費用もかかるが、犬も猫も、人間の友としての長い歴史を持つ存在だ。その習性をよく知って大切に飼育すれば、日々の癒しとなるに違いない。
ペットのおやつ
ペットショップなどで見かける小さなケーキ!!近年ではペットの誕生日に登場しますね!
他にもクッキー、かわいいおやつなど、人間が食べるものと見分けがつかないくらい豪華になってきました☆
家族の一員のペット、最後の時間においても大切にしてあげたいですね。
そんな近年の葬儀には家族によっていろいろな選択があります。沖縄散骨ではペットと一緒に海に撒いてほしいというお客様の希望に答え、サポートさせて頂いております。ペットを家族に迎えたその日から、最後の日までしっかりと愛してあげてくださいね!
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