なぜ海への散骨は人気なのか?
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2020/3/04

○なぜ海への散骨は人気なのか?

土地の広い海外では人目を気にせず散骨というのが比較的容易なのに対し、日本は狭いので陸地で散骨しようとすると大抵誰かの私有地だったりします。その為、陸地での散骨が難しいので海への散骨なら誰にも文句を言われない、ということから海散骨が人気になった背景があります。

○海洋散骨の種類

沿岸散骨・・・砂浜や岩場などから海に散骨。
海洋散骨・・・ボートやセスナに乗って遠洋で散骨。海上散骨ともいう。

○海外では沿岸散骨の方が主流

海への散骨と言うと海外映画などでは砂浜からパーっと撒いているのをよく観ると思いますが、実はあれ日本でやっても違法ではありません。ヨーロッパの人達の間では地中海は散骨場所として大人気だそうです。また、ハワイでは現住民であるハワイアンは自然共存精神から散骨の方が主流だそうです。米ドラマ「ボーンズ」では、職場仲間のスイーツの遺灰を歌いながら風葬しているのが印象的でした。

○海への散骨に関する法律知識

日本国憲法においては「個人が節度をもって行う散骨」においては得に違法ではありません(合法でもないですが)。ですので実際は海岸などから散骨しても違法ではないのですが、近隣住民や漁業関係者などからの申し出もあり、市区町村単位で条例を設けて規制している所もあります。散骨をしようと思った地域の条例などは必ず確認した方が良いでしょう。

○海散骨の方法、許可、手続き、注意点

散骨に許可書は必要ありません。自治体などへの手続きや届け出も不要です。ただし最低限のルールとして、必ず遺骨を2mm以下の粉末状にする必要があります(粉骨)。そのうえで節度をもって散骨を実施します。

この場合の節度とは「個人的に、周りに配慮して、ひっそりと行う」というのが一番合ってるかもしれません。例えば海岸から散骨する場合は、人が大勢海水浴している場所で、集団で喪服を着て行うのは完全にアウトです。海水浴場にはなっていない場所で早朝などに少人数でひっそり行うのはセーフでしょう。散骨した後に合掌したいかもしれませんが、拝んでると「散骨してる!」と分かるので、ひっそり心の中で念じる程度に留めておいた方がいいかもしれません。

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