「お墓は持つもの。」と言う常識も今は昔
BLOG

2020/8/29

「お墓は持つもの。」と言う常識も今は昔。現代では「お墓はなくても良い。」と言う考え方を持つ方々も増えてきました。人気が出た「千の風になって」の歌詞にあるように、遺骨やお墓ではなく、魂を重視した考え方でもあります。

このような価値観の変化から、現代では「お墓」とひと口に言っても、昔ながらの代々墓や家族墓から、個人墓、樹木を墓標にした樹木葬まで、驚くほど多くの「お墓」が存在します。

都心近郊で多く見られるようになった納骨堂もまた、ひと昔前までは一時期的に遺骨を安置するもの、と言うのが常識でしたよね。現代ではひとつの「お墓」の形として、広く認知されているのです。

宗教心の薄れからお墓を持たない人も増えていますが、それと同時にニーズが増しているのが「自然葬」です。

自然葬とは、遺骨を土や海などの自然に還すもので、樹木葬や海洋散骨などと呼ばれています。

かつての日本は土葬が一般的で、「人は死んだら自然に還る方が良い」と考える人もいます。

遺骨は好きな所に撒いてよいものではなく、散骨が遺骨遺棄罪に当たるのではないかと言われた事もありましたが、平成3年に法務省が「節度をもって葬送の一つとして行われる限り違法ではない」との見解を示しています。

この法務省の発表以降、自然葬を希望する人が増えましたが、マナーやルールがありますので、節度を持って行う必要があります。

散骨は遺骨(遺灰)を山や海へ撒く方法です。散骨は海への散骨が一般的で、海洋散骨と呼ばれています。

遺骨は好きな場所に撒いて良いわけではなく、自治体によっては散骨を禁止している場合もあり、通常は専門業者に依頼して散骨することになります。

自己所有の私有地に撒くことは禁止されていませんが、山や川などは基本的に誰かの所有地ですので、私有地以外の場所へ撒くのは難しいでしょう。

専門業者が指定する散骨エリアの中から好きな場所を選び、花などと一緒に遺骨を撒きます。

散骨は以下の3つのパターンが考えられます。

  1. 全ての遺灰を散骨する
  1. 遺灰の一部を散骨する
  1. 埋葬している遺骨を散骨する

全ての遺灰を散骨する場合、お墓は必要ありませんが、手元にも遺骨が残りませんので、今後どのような形で故人を偲ぶのかを考えておく必要があります。

pageTop

お気軽にご予約・お問い合わせください!

Copyright © 2018 株式会社 沖縄散骨 All rights reserved.