後継者問題
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2020/9/23

散骨は、おもに海洋散骨と樹木葬に分けることができるでしょう。

○海洋散骨とは、遺骨を海に撒く葬法です。

散骨の中では最もポピュラーな方法だと言えます。散骨された遺骨はそのまま海の水に還っていくために、直接的に第三者に精神的苦痛を与えるということはないといえるでしょう。

しかし、岸の近くの漁業権が存在する海域や、観光客が集う海水浴場の近くなどで散骨をすることで、風評被害が起きてしまうなどのリスクも考えられます。明確な法律やガイドラインがないだけに、とてもデリケートな問題をはらんでいると言えます。

○樹木葬とは、樹木を墓碑とする葬法です。

樹木葬を「散骨」とするか「埋葬」とするかの線引きは実に曖昧です。

パウダー状の遺骨をそのあたりに撒くのは「散骨」ですが、土の中に埋めると「埋葬」になります。

一見同じような行為なのですが、散骨であれば、散骨を取り締まる法律がないために違法ではありませんが、埋葬であれば、遺体遺棄罪に抵触します。なぜならその山は「墓地」ではないからです。

埋葬が認められているのは「墓地」だけであり、樹木葬がお墓として認められているのは、あくまでもその土地が登記上「墓地」として認められているからです。

樹木葬をお考えの方は、その墓地の管理人に、その土地が「墓地」として認められているのかをきちんと確認しておきましょう。

○後継者問題
家や資産の後継者問題ならば、まだ解決のしようもあるのですが、昨今問題となりつつあるのが、お墓の後継者問題です。
お墓は、一家に一墓ではなく、各世帯に一墓というのが主流です。
なぜ、一世帯に一墓なのかは不思議なところですが…。

いずれにせよ、これからはお墓余りの時代になります。お墓余りというよりも、お墓を持て余す時代というべきでしょうか。
各世帯に一墓ずつあるお墓なので、仮に一人っ子同士が結婚すると、世帯で2つになります。
さらに一人っ子世帯が結婚すれば、4つもお墓を維持管理しなければならなくなります。
また、それ以上に問題なのは、お子さんやお孫さんのいらっしゃらない世帯の場合です。
その代で、家が途絶えるというのも悲しいことですが、現実問題としてお墓の管理は誰もできなくなります。

そのようなこともあって、現在では徐々に、お墓に入らない供養の方法、というものが主流となりつつあります。

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